2008-05-26
●ゲイ男性やレズビアンの女性やバイセクシュアルの人や異性愛の人は、みんな、お互いに大きな違いはなくて、ほとんどの部分はおんなじです。
●性指向がどのように決まるかはわかっていません。
●自分がゲイ・レズビアン・バイセクシュアルであることを、ほかの人に話すのをためらう人がいます。その理由は、まわりの人から誤解されたり、からかわれたり、馬鹿にされたり、いじめられたりすることを恐れるからです。
●ゲイ・レズビアン・バイセクシュアルの人たちの人間関係は、異性愛の人たちの人間関係と同じく、豊かで充実したものであり得ます。
●(米国では)ゲイ・レズビアン・バイセクシュアルの人でも、子どもを養子にすることができたり、自分の子どもを持つことができます。
<12歳〜15歳の子どもへのメッセージ>
●どの文化にもどの社会にも、ゲイ・レズビアン・バイセクシュアル・異性愛の人がいます。
●性指向は、選べるものではありません。
●性指向を理解するには、長い時間がかかることもあります。少しずつ少しずつ理解が進んでいく長い過程です。
●性指向がどのように決定されるかについては、いろいろな説明がなされています。遺伝、胎児期に受けた影響や社会・文化から受ける影響、心理・社会的要因によって決まると説明されることもあるし、これらすべての要因が組み合わさって決まると説明されることもあります。
●性指向は心理療法や薬によって変えることはできないということが、多くの科学的な理論によって結論づけられています。
●性指向について話し合うことに、困難を覚える人たちもいます。
●自分の性指向について疑問のある10代の人は、信頼できる、知識のある大人に相談しましょう。
●ある人が性指向というものをどう捉えるかは、その人の宗教的な価値観・文化的な価値観・生まれ育った家庭の価値観に基づかれ、決まります。
●ゲイ・レズビアン・バイセクシュアルの人が、ほかの人に自分の性指向について話すことを「カミングアウト」といいます。
●時折、本人の同意なく、ある人の性指向がほかの人に語られてしまうことがあります。このことを「アウティング」といいます。
●カミングアウトすることやアウティングされることには、しばしば困難が伴います。ネガティブな反応がかえってくることを恐れたり、実際にネガティブな反応を体験することがあるからです。
●異性愛の人が行なう性行為と、ゲイ・レズビアン・バイセクシュアルの人が行なう性行為とは、多くの部分で共通しています。
●同性に対する性的な空想を抱いたり同性との性的な体験をしていても、自分のことをゲイ・レズビアン・バイセクシュアルだとは考えない人もいます。
●ゲイ男性もレズビアンの女性もバイセクシュアルの人も異性愛の人も、一生涯にわたり連れ添い合うような人間関係を築くことができます。
●同性同士の結婚は、現在、米国では議論されている最中です。
●性指向について相談したい若者のために、色々な情報や支援を提供してくれる種々の団体があります。サポートグループ、電話相談、冊子や社会資源など、様々なものを提供してくれる団体があります。
<15歳〜18歳の子どもへのメッセージ>
●性指向は、どんな人にどんなふうに惹かれるか、どんな性的空想を抱くか、どんな性行為を行なうか、という複数の要因が組み合わさって決まります。
●自分の性指向に対する理解や自分の性指向のあり方は、一生を通じて変化することもあり得ます。
●米国の多くの州では、性指向を理由に個人を差別することを法律で禁止しています。
●インターネットで性指向に関する種々多様な情報を手に入れることができますが、情報が間違っているものもあります。
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